このルアーと出会ったのは昨年の潮干狩りシーズン。
フックが無い状態でポンッって置いてあったんです、いやホントに。
無神論者のKでも「神様からの贈り物」って本気で考えましたわ ww
それまでメタルマルの存在など知らず、「エギに似せた変なルアー」ぐらいにしか思っていませんでした。
だって、ねぇ? 正直おかしいでしょ、この形。 なに釣るの、これで?って感じ。
そんな第一印象もあり暫く使うことなく保管。
ふとしたきっかけで、この夏にブリーデン・メタルマルということを知り、ならばと使ってみたところ・・・
大当たり!!!
明らかにいわゆるメタルジグ一辺倒だった頃より断然釣果は良くなっています。
サバ、アジなどの青物はもちろん、タチウオ、フグ、クロダイまで。
実はこの夏はカゴ釣りを本格的に始めようかと模索していたが、あまりの釣れっぷりにショアジギングから離れられなくなりました。
“ 魚種限定解除 ” というフレーズで売り出しているようですが、まさにそこ言葉通り!
もともとライトショアジギング用のルアーとして開発されており、13g,19g,28gとエギングロッドでのキャスティングにぴったりのウェイトなので、特にこれからのエギングシーズンではエギと共にタックルBOXの中に忍ばせておいてもいいと思います。
しかーし!
そんな輝かしい釣果をもたらしてくれるメタルマルにも難点がいくつかありまして。
そこで、そんな解消すべく奮闘した記録をココでご紹介。
最初に断っておきますが、タメにはなりません。
人柱的に見てもらえれば幸いです。
まず、フロントフックとテールフックが絡むんです問題。
これはリアのブレード&フックを取り付けるにあたり、その中間にベアリングスイベルをかましているのですが、これがそれなりに長いものなので構造上仕方のないこと。
そう何度もあることではないのですが、ナブラ発生の直後にこのトラブルに直面すると明らかにイライラしてしまいそうなので改善策を模索してみました。
「スイベルを固定してしまえばいいじゃないか!」
善は急げで熱収縮チューブをホームセンターで購入し、メタルマル本体とスイベルの間にセット。
それがこの状態 ↓
ね、いい感じでしょ?
ところがどっこい、これがさらにストレスを呼ぶことになるとはね。
なぜか飛距離が20%減。
理由がわからずソッコーやめました。
続いて、フロントフックがラインに絡むんです問題。
これはメタルマルを軽くジャークさせると起きる現象。
そこで単純に 「フックを替えてしまえばいいじゃないか!」 となった次第。
トリプルフックだと構造上フックと本体の間にスプリットリングをかまします。
本体との距離が離れてフックの自由度が上がれば上がるほど絡まるわけです。
どうしたものかと思案した結果、フックをダブルフックに替えてみました。
自由度は下がってもフッキングには問題なかろうと・・・
ところがこうなるんです、投げると ↓
まるで切腹ですな ww
ルアー形状が逆扁平のため?
今まで使ってきたメタルジグでは起きなかった現象が次々と起き、結局チューンするのはやめました。
そのままが一番。 うん、間違いない。
ここまで簡単に書きましたけど、ここに至るまでも結構な時間がかかっているんです。
その上での結論なので納得です。
一説にはブリーデンのレオン氏を筆頭にメタルマルの開発に3年を要したとのこと。
確かにそれだけの期間を要しただけのことはありますよ、ホント関心。
で、
ホントにこれだけだと何の情報にもならないので、K的な快適使用方法をご紹介。
まず、キャストはエギと同じで “ ペンデュラムキャスト ” が一番飛びます。
しかも垂らしはかなり長め。Kはグリップエンドと同じぐらいとります。
これで100mは楽勝です。19gで。
あと、ジャークの時は出来るだけラインスラックを作らないようにするとフック絡み、ライン絡みは減ります。
よろしかったらお試しください。
最後にそうそう。
このメタルマル、売ってないんですよ。量販店では滅多にお目に掛かれません。
ブリーデンの戦略なんですかね。希少性を上げて、よりアピールしちゃうみたいな。
妖怪ウォッチと同じですね、やり方が。
それもやり方の1つではあると思いますが、出来ればもう少し入手しやすくしてくれると有難いっす。