愛する我がタックルたち エギングリール編

 

第一弾としてリールを選んでみた。エギング用の。

 

左 シマノ 08セフィアCI4 C3000SDH

中 シマノ 09レアニウムCI4 2500S イナーシャハンドルノブ改

右 シマノ 08セフィアCI4 C3000HGS

 

もうすでにおわかりだろう。Kは完全にシマノ派である。

ダイワがマグシールドを世に出した辺りで少しだけ浮気をしたこともあるが、見た目の派手さに踊らされ、結局すぐにシマノに戻ってきた。

実際の男女関係の浮気なんかも、一時の迷いで派手な女が眩しく見え、フラフラ~と誘われるままに… きっとそういうものなのだろう。

あえて「…だろう」と言っておく。妻が見るかもしれないので念のため。

 

話を戻すが、世の釣り人にリールを語らせると大抵が「シマノ派」「ダイワ派」にわかれる。

Kがシマノ派なのは前述のとおりだが、やはりそれなりの理由はある。

 

一つ目は、やはり餅は餅屋なのである。

シマノは元々ギアの専門企業。

精緻なギアの組み合わせで出来ているリールの扱いは慣れているとみている。

その証拠に、自らシマノ派と言うようになってから久しいが、シマノのリールを使っていて不具合が起きた経験はほとんどない。

反面、ダイワはトラブルの連続だった。

これはシマノに限った話でないが、いわゆるシャリ音が発生したことも皆無。

定期的なメンテを行っていれば防げるものだと思っている。

メンテに関しての詳細は後述する。

 

二つ目は、好みの問題。

Kは特にドラグ音については譲れないものを持っている。

シマノのそれは金属的な「キンキンキン」というもの。

対してダイワのそれはプラスチック的な「カリカリカリ」。

どうもダイワのドラグ音を聞くとオモチャのように軽く感じて好きになれない。

あとは構造についての好み。

シマノは構造が非常にシンプルである。

必要最小限のパーツしか使っていないのだろう。

例えて言うなら、無駄な贅肉を徹底的にそぎ落としたボクサータイプといったところか。

ダイワも当然余計なパーツは使っていないのだろうが、まぁパーツの多いこと多いこと。

贅肉の付いた野球選手の身体はやはり好きにはなれない。

オーバーホールもやりにくくて仕方がなかった。

 

オーバーホールの話も出たので、ここで先ほどの写真に戻って話をしたい。

まず、疑問に思った人もいるだろう。

なぜ同じようなリールがいくつもあるのだ?と。

結論から言ってしまえば、オーバーホールを行った時に間違いなく組みなおせるようにするためである。

そう、Kはオーバーホールに出したことがない。

基本は自分でやってしまう。

元々機械をイジるのは嫌いではないし(文系だが)、日々使っている物のメンテぐらいは自分でやりたいと思っている人間なので、リールに関しても試行錯誤しながら独学でオーバーホールの技術を身に付けてきた。

その中で一度だけ分解したリールを戻せなくなり、組み直しだけをメーカーに依頼したことがあったことから、以来気に入ったリールは必ず予備で1台購入するようにしている。

あくまで予備なのでオークションなどで中古を安く手に入れれば多少程度が悪くても問題なく、スプールやハンドルなどは使い回しができるので、例えばPEラインのフロートタイプとシンキングタイプを使い分ける時などは替えスプールがあると非常に便利である。

 

「オーバーホールはやってみたいけど、分解したら組みなおせるか心配だ」という御仁も多いだろう。

Kのように予備機を買っておけば、万が一組みなおせなくてももう一機で調べることができる。

いきなりハイエンドモデルから始めるのは精神衛生上良くないので、まずはシマノで言えばナスキークラスで始めてはどうだろうか。

非常に安価であるので2台購入することも比較的容易であるし、リールの基本構造を知るにはもってこいの材料ではないだろうか。

また、16ナスキーであればシマノのハイエンドモデルと同じコアプロテクトやHAGANEギアも使われており、実勢価格が1万円を切るモデルとしては大盤振る舞いのリールであるので、不意の故障の代替機として持っていても損はしないだろう。

この冬休みの間にオーバーホールにチャレンジしてみては。

 

卒業 ~贈る言葉~

 

本日をもってこのホームページを卒業・・・って意味ではないです^^

 

表題の件、改めて何事かと言いますと、「ダイワのリールを卒業します」宣言です。

もうガマンが限界です!

晴れて卒業を決めた暁にこれまでのうっぷんを晴らしておこうかと思いましてね。

(ダイワ派の方、気を悪くしないでくださいね。これもひとりごとです。)

 

まずは手始めに小さいことから。

 

1.ドラグ音が気に入らない!

個人差があるとは思いますが(下記のことも含め)、どうしてもダイワのドラグ音はダメなんです。

「カリカリカリカリ・・・」

なんかオモチャっぽいというか、軽いというか・・・

それに比べてシマノは金属的な音がします。

「キンキンキンキン・・・」

オモチャはオモチャでも大人のオモチャ(変な意味ではない)なので、やはり多少なりとも高級感のある音が使っていて心地良いです。

 

2.飛距離が伸びない!!

ダイワのスプールはシマノに比べてスプール径が全般的に多くなっています。

そのためどうしてもライン放出時に放出されたラインがガイドに干渉しやすくなりパワーロスを引き起こします。

結果、径の小さい同型のシマノリールに比べるとよりコンパクトにラインを放出するシマノに軍配が上がるわけです。

比較的軽く、また空気抵抗の大きいルアーの代名詞であるエギを投げると明確にわかります。

Kの感覚ですが、シマノの10%減ってトコでしょうかね。(たいしたことない?)

 

3.ライントラブルが多すぎる!!!

卒業と言う結論に至った理由はこれに尽きます。

一説にはシマノのAR-Cスプールはダイワがお蔵入りにした技術のようですが、なぜダイワはこの技術を世に出さなかったのか不思議でなりません。

Kの使い方なんですかねぇ・・・ よくこうなるんです。

2014-10-07 15.24.37

わかりますか?スプールからラインが出てしまっているんです。

これはキャスト後にベールを戻して巻き始めたあたりでよく発生します。

スプールエッジの形状が曲線であるが故、ラインと “ 線 ” で接触してしまうこともあって引っ掛かりやすくなっているんでしょうね。

こうなってしまったら次のキャストが怖くて仕方がありません。

次のキャスト時に放出されたラインと一緒にこのはみ出た部分が一緒に出てしまうと・・・ 世にも恐ろしいことが起こります。

キャストの度にいちいちチェックなんてしないじゃないですか。何度このトラブルに泣かされてきた事か。

高価なPEを30m切断するときの断腸の思い、ご理解いただけると思いますww

これに比べシマノのAR-Cスプールはエッジが鋭角で “ 点 ” でラインと接触するのでエッジに引っ掛かることが少ない、いやほぼ皆無です。

ホント、AR-Cになってからと言うものの明らかにライントラブルが減りました。

 

 

ただ、ダイワのリールも良い点がまったくなかった訳ではありません。

外観・・・ あと・・・ んん・・・ これだけ???

ショーケースなどで飾っておく分にはいいかもしれませんね。

 

あ、もうひとつありました。

ダイワはPEではなくフロロやナイロンであればシマノよりも適しているかもしれません、スプール径が大きい分。

ご存じだと思いますが、前者は巻き癖が無いので径は小さくてもよいのですが、後者は巻き癖が付きやすいので大きい径でゆったりと巻いてあげた方がトラブルが少ないのが一般的です。

残念ながらKはスピニングではPEしか使いませんのでこの恩恵にあずかることはないでしょう。

 

あ、あ、もうひとつ。

ヨレはダイワの方が少ないですね。

ツイストバスターなんてカッコイイ響きの機能がついているだけはありますね。

が、これもスプールからラインがはみ出ることに比べたら対処のしようがあります。

 

最後にこよなくダイワのリールを愛している方に贈る言葉。

ダイワのリールってスタンドの種類が少ないですよね。

あってもこんな余計な機能がついているものだったり ↓

RCSローリングフックホルダー

Kが使っていたリールはいわゆる12エメラルダスで、しっくりくるスタンドもなかったので渋々(デザインが気に入らなかった)それを使っていたんですが、何とビックリ!使っているうちに緩んで落ちそうになるという不始末!!危うく海の藻屑になるトコでしたよ。

それから、ようやくたどり着いたのがシマノのアオリスタンドでした。

シマノとダイワのリールはハンドルノブなど互換性のある部分も少なくないことは知っていましたが、いざここまでピッタリはまってくれると嬉しかったですねぇ。

こんな感じ。ね、しっくりでしょ。

2014-10-07 15.27.53

スタンドと本体の間にワッシャーなど余計なものを入れず、そのまま絞めこんでみてください。

長い間使っていましたが、ダイワ純正のスタンドのような不始末はありませんでしたよ。

まだスタンド探しの旅をされている方、ご参考にどうぞ。