ジギング エギング ランガンツアー in 三浦半島西部

 

16:00

葉山港到着。日の入り(閉門)までの1時間勝負。

というのも、前回ココへ来た時に学んだことをいざ実践。

やはり常連は細かく知っているんだろう、ココのポテンシャルを。

当時18時の日の入り(閉門)で17:30に到着し、あれよあれよと言う間にサバを数本サクッと釣り上げ悠然と立ち去って行った。

一言でいうと「職人」

NHKのプロフェッショナルに出てもおかしくない。いや、ぜひ出て欲しいものだ。

 

そう、この場所はおそらく閉門間際でないと釣れない場所なのだ。

この日もやはり16:30まで青物の動きなし。

 

16:10

暇つぶしにエギを投げたらコウイカが釣れた。

 

2014-10-28 16.06.42

これはこれでナイスPlay。

実はK、最高級と言われるアオリイカよりもコウイカの方が食味は良いと思っている少数民族のうちの一人。

半年ぶりに食えるのかと思うと喉が鳴る。

 

16:20

この時間になっても誰のロッドも曲がらず。

嫌な予感。確かにこの前の職人もいない。

だが、職人の教え(いつ教わった?)を信じてキャストを続ける。

すると10分ほどしてから着水地点のベタ底からシャクり上げた直後にHit。

 

16:30

サバを1匹追加。

「さぁ戦いだ!」

2匹目のドジョウならぬサバを求めて再びキャスト。

だが、どうも続かない。おかしい。群れが小さいのか。

Hitしたベタ底・中層・表層すべてのレンジを探るも、メタルジグのカラーチェンジやサイズダウンを試みるもまったくの無反応…。

さてどうしたものかと万策尽きた感が漂い始めた10分後。

 

16:40

タチウオが釣れた。

明確な理由はないが、タチウオと言えば東京湾という印象が強かったのでかなり意外。

サバが釣れない理由はこれだった。

指3本半、上等。

 

16:48

閉門まであと10分少々という限られた時間の中でタチウオ2匹目をGet。

なぜか尾の付近に鈎掛りしていたので、まぁよう引きました。

あまりのドラグの出っぷりに「ワラサっ!?」とちょっと焦ったほど。

残り10分少々でワラサなら完全に閉門アウト。

警備員さんの怒りを鎮めるのにワラサを献上すればごまかせるかちょっと真剣に考えた。

秋イカ用のライトエギングタックルなので無理をせずランディング。

これも指3本半、OK、OK。

 

16:58

閉門2分前に何とか脱出成功。

 

18:00

本日第2戦の会場到着。湘南某所とでも言っておこう。

本来なら三崎付近まで南下してエギングの予定だったが、予定外のカミサンからの要求に応えるため自宅からもさほど遠くないこの場所をセレクト。

正直この場所とはあまり相性が良くない。

 

満潮は18:40。下げ初めのあたりが勝負時かと。

潮はほとんど流れておらず生命感は限りなく少ない。

知ってか知らずか他のエギンガーも姿は見えず。

秋イカなのでランガン開始。

 

19:00

2014-10-28 19.09.48

300~400gかと思われる1パイをキャッチ。

エギをシャクリ上げた直後にラインがふけるアタリ。

夜はラインが見えないので、このアタリを確実にモノに出来たことは大きな一歩。

 

19:10

2ハイ目を追釣。和幸のロースカツぐらいの大きさ。

かなり上の層までシャクリ上げた後なのでかなりの距離を追っかけてきたナイスファイター。

 

20:00

カミサンからの帰宅命令に背くことは死に値するため、後ろ髪をエギにアタックしたアオリイカのごとくグイグイ引っ張られながら帰宅。

 

ここでの帰り際に地元アングラーと情報交換。

やはり今年はどこも厳しいらしい。

沼津方面まで遠征するも貧果に終わったとのこと。

それにしてもこの御仁、カヤックも所有しており、海の近くに住んで釣り三昧のご様子。

パドルボードフィッシングの存在や周辺の情報も教えてもらって本当に感謝。

こういう人とはぜひお友達になりたいものだ。

 

今回の釣行内容は自分でも納得。

久々にカミサンの実家にも十分なおすそわけができた。

帰宅後、カミサンを前にクーラーBOXを開けたKがドヤ顔だったことは言うまでもないだろう。

2014-10-29 10.17.07

メタルマル

 

このルアーと出会ったのは昨年の潮干狩りシーズン。

フックが無い状態でポンッって置いてあったんです、いやホントに。

無神論者のKでも「神様からの贈り物」って本気で考えましたわ ww

 

それまでメタルマルの存在など知らず、「エギに似せた変なルアー」ぐらいにしか思っていませんでした。

だって、ねぇ? 正直おかしいでしょ、この形。 なに釣るの、これで?って感じ。

そんな第一印象もあり暫く使うことなく保管。

ふとしたきっかけで、この夏にブリーデン・メタルマルということを知り、ならばと使ってみたところ・・・

 

大当たり!!!

 

明らかにいわゆるメタルジグ一辺倒だった頃より断然釣果は良くなっています。

サバ、アジなどの青物はもちろん、タチウオ、フグ、クロダイまで。

実はこの夏はカゴ釣りを本格的に始めようかと模索していたが、あまりの釣れっぷりにショアジギングから離れられなくなりました。

“ 魚種限定解除 ” というフレーズで売り出しているようですが、まさにそこ言葉通り!

もともとライトショアジギング用のルアーとして開発されており、13g,19g,28gとエギングロッドでのキャスティングにぴったりのウェイトなので、特にこれからのエギングシーズンではエギと共にタックルBOXの中に忍ばせておいてもいいと思います。

 

しかーし!

そんな輝かしい釣果をもたらしてくれるメタルマルにも難点がいくつかありまして。

そこで、そんな解消すべく奮闘した記録をココでご紹介。

最初に断っておきますが、タメにはなりません。

人柱的に見てもらえれば幸いです。

 

まず、フロントフックとテールフックが絡むんです問題。

これはリアのブレード&フックを取り付けるにあたり、その中間にベアリングスイベルをかましているのですが、これがそれなりに長いものなので構造上仕方のないこと。

そう何度もあることではないのですが、ナブラ発生の直後にこのトラブルに直面すると明らかにイライラしてしまいそうなので改善策を模索してみました。

「スイベルを固定してしまえばいいじゃないか!」

善は急げで熱収縮チューブをホームセンターで購入し、メタルマル本体とスイベルの間にセット。

それがこの状態 ↓

2014-10-11 06.20.35

ね、いい感じでしょ?

ところがどっこい、これがさらにストレスを呼ぶことになるとはね。

なぜか飛距離が20%減。

理由がわからずソッコーやめました。

 

続いて、フロントフックがラインに絡むんです問題。

これはメタルマルを軽くジャークさせると起きる現象。

そこで単純に 「フックを替えてしまえばいいじゃないか!」 となった次第。

トリプルフックだと構造上フックと本体の間にスプリットリングをかまします。

本体との距離が離れてフックの自由度が上がれば上がるほど絡まるわけです。

どうしたものかと思案した結果、フックをダブルフックに替えてみました。

自由度は下がってもフッキングには問題なかろうと・・・

2014-10-11 06.35.14

 

ところがこうなるんです、投げると ↓

2014-10-11 06.36.43

まるで切腹ですな ww

ルアー形状が逆扁平のため?

 

今まで使ってきたメタルジグでは起きなかった現象が次々と起き、結局チューンするのはやめました。

そのままが一番。 うん、間違いない。

ここまで簡単に書きましたけど、ここに至るまでも結構な時間がかかっているんです。

その上での結論なので納得です。

 

一説にはブリーデンのレオン氏を筆頭にメタルマルの開発に3年を要したとのこと。

確かにそれだけの期間を要しただけのことはありますよ、ホント関心。

 

で、

ホントにこれだけだと何の情報にもならないので、K的な快適使用方法をご紹介。

まず、キャストはエギと同じで “ ペンデュラムキャスト ” が一番飛びます。

しかも垂らしはかなり長め。Kはグリップエンドと同じぐらいとります。

これで100mは楽勝です。19gで。

あと、ジャークの時は出来るだけラインスラックを作らないようにするとフック絡み、ライン絡みは減ります。

よろしかったらお試しください。

 

最後にそうそう。

このメタルマル、売ってないんですよ。量販店では滅多にお目に掛かれません。

ブリーデンの戦略なんですかね。希少性を上げて、よりアピールしちゃうみたいな。

妖怪ウォッチと同じですね、やり方が。

それもやり方の1つではあると思いますが、出来ればもう少し入手しやすくしてくれると有難いっす。