近年、東京湾で陸っぱりから大型のメバルを釣り上げることが難しくなってきた。
前回の記事に登場した釣り友シ●ちゃんも常々言っているが確かに思う。それもここ5~6年のこと。
海で一体何が起きているのかさっぱりわからないが貴重な生物は大切に守りたい。
と、そんなことを言っておきながら、抱卵しているメバルを晩のおかず用に2匹だけ頂戴した。
単純におかずにしたかったというのもあるが、サイズが自己記録を更新したことが最たる理由。
今回だけはごめんなさい。
この冬はカサゴをベイトフィネスで狙うことは決めている。だが、カサゴだけでいいのか?メバルは?
確かにメバルも捨てがたい…。
ということで、この冬のメバルはシグ単(ジグヘッド単体)でやってみようと決めた。
繊細な釣りは正直苦手だが何事もチャレンジ。ようやく重い重い腰を上げる気になった。
この日は早速ジグ単の練習を兼ねての釣行となった。
とにかく風が強かったので、普段はあまりやらない風裏で水深のあるポイントへ。
1gからスタートするも、背からの強風が手前でグルグル巻いて何をやっているのかわからない。
そこで1.3gへチェンジ。なんとかJH(ジグヘッド)の抵抗はわかるようになった。
アジの回遊を期待して今回は縦の釣りに専念。
すると、ほぼ着水ポイント水深2m付近でHit!アジか!? やたらと引く。
ラインはエステル系の0.3号。なんとも不安だ。
だが、ようやく引き上げるとまぁ立派なメバルだこと。
目測25cmは軽くオーバー。抱卵していたが自己新の可能性もあったのでお持ち帰り。
いただきます。
その後何匹か追釣。中型以上は沖合で捕食していると聞くが確かにそのとおり。
ほぼすべて着水ポイントから離れていなかった。
もう少し沖を攻めてみたかったが、この日はジグ単の練習。
スプリット用のPE替えスプールは持っていない。
それにして、釣り上がってくるのは同じく抱卵個体ばかりで皆がそこそこの型。
産卵前の荒食いというやつだろう。潮止まりまでの数十分だったが十分楽しんだ。
その中で先ほどの1匹を含め計2匹をお持ち帰り用に。
肝心のジグ単の練習としてはまずまずの出来ではないだろうか。
メバルと違ってアジのアタリは繊細だと聞くが、今回のメバルはほとんど大型なのでアタリは非常に繊細。エギングでもそうだが、大型になればなるほどアタリは小さくなる。そんな中ですべてとまでは言わないが、強風下にもかかわらずアタリを捉えて釣り上げることができたのは少しでも成長した証だろうと前向きに考えている。
出来ればアジで実践してみたいが、もうアジはいないかな…。
エギングもやりたいし…。
いつもこの時期には悩ませられる。
ちなみに、最初の1匹はやはり自己新の28cm。
写真では足りないようにも見えるが、メバルが曲がっているのでご理解を。